〇H30.9.25(火)の講座概要

 ◆ 午前の部(10:00 ~ 12:00) 教室:東洋ビル

   ◎「今を考える②」

  遥かな墓標 -取材中に殺害されジャーナリストの群像ー

    講師:法花(ほっけ)敏郎 様(アジア協会アジア友の会理事 元 朝日新聞編集局長補佐)

 

◆ 昼食(12:00 ~ 13:00)

 

◆ 午後の部(13:00 ~ 15:30)

   ◎「堺まち歩き(北コース)」(堺観光ボランティア協会のボランティアガイドによるツアー)

   ・東洋ビル ⇒ 妙国寺 ⇒ 本願寺堺別院 ⇒ 覚応寺 ⇒ 月蔵寺 ⇒ 山口家住宅⇒ 清学院  

           ⇒ 鉄砲鍛冶屋敷 ⇒ 薫主堂 ⇒ 解散


◎遥かな墓標 -取材中に殺害されジャーナリストの群像ー

講師:法花 敏郎 様(アジア協会アジア友の会理事   元朝日新聞編集局長補佐)

 

◆1987年(昭和62年)5月3日に発生した朝日新聞阪神支局襲撃事件の概要紹介の後、シリアで殺害された後藤健二(フリージャーナリスト)さん、同じくシリアで死亡した山本美香(ジャパンプレス)さん、ミャンマーでデモ取材中に軍の兵士に撃たれ死亡した長井健司(AFP通信社)さん、ベトナム戦争時に同地で亡くなった、「安全への逃避の」の写真で有名な沢田教一(UPI・サイゴン支局特派員)さんの紹介があった。

◆次に、米・キャピタルガセット社襲撃事件(2018年6月28日)、アフガニスタン・カブールの自爆テロ(ジャーナリスト9名死亡、2018年4月30日)、マルタ島調査報道女性記者殺害事件(政界汚職追及、2017年10月16日)、ロシアの女性記者殺害事件(チェチェン紛争関連、2006年12月7日)およびシャルリー・エブド襲撃事件(仏新聞社襲撃12名死亡、2015年1月7日)の海外の事例紹介があった。

◆過去26年間に世界で殺害されたジャーナリストの数は、1,359名に上る。(年平均50名を超える)

◆同上の国別内訳では、イラク182名、シリア112名等となっている。

◆死亡された記者の取材活動は、政治問題(46%)、戦争(39%)、人権問題(21%)、

犯罪(汚職等)(15%)の内訳となっている。

◆では、ジャーナリストは、なぜ危険を顧みずに仕事をするのか?

次の3点であるとのこと。

① 一枚の写真が世界を変える。現場に神宿る。

② 権力の監視・腐敗の追求

③ 民主主義社会の基盤である表現の自由、報道の自由を自らの命をかけて守ろうとした。

 


◎「堺まち歩き(北コース)」(堺観光ボランティア協会のボランティアガイドによるツアー)

13時に東洋ビルを各班ごとに出発し、妙国寺、本願寺堺別院等を順次見学、薫主堂を見学した後解散となりました。見学の記録は次の通りです。なお、説明文中「堺観光ガイド」とあるのは、堺コンベンション協会のサイト(https://www.sakai-tcb.or.jp/)です。