〇平成30年9月11日(火)の講座概要
◆午前の部
「堺のものづくり伝統産業を学ぶ《庖丁》」基本説明~鍛冶・研ぎ・博物館見学
講師: (博物館) 信田 圭造 様(和泉利器製作所 代表取締役社長)
(鍛冶) 榎並 正 様(榎並刃物製作所 伝統工芸士)
(研ぎ) 田原 俊一 様(田原製作所 伝統工芸士)
◆午後の部
クラスカフェ「プラザSAKAI」
① 夏休み活動(班別、有志行事)報告
② 各役割担当(HP、遠足)報告、連絡
③ アンケート集計報告
④ 2学期~3学期カリキュラム変更のお知らせ
⑤ カレッジ合同スポーツ大会、コーダイフェスタ2018概要
⑥ カレッジ次年度(堺東校、堺北野田校)について
他
◎「堺のものづくり伝統産業を学ぶ《庖丁》」
基本説明~鍛冶・研ぎ・博物館見学
堺伝統産業会館(堺市堺区材木町西)2階会議室にて、堺刃物商工業協同組合連合会の役員の方から堺刃物の概要の説明を受けた後、3グールプに別れて和包丁の主要製造工程である鍛冶(刃金付け、先付け)、研ぎおよび博物館を見学しました。
堺刃物商工業協同組合連合会の役員の方からのリーフレット「堺の刃物」等により堺刃物の概要説明を受けました。
ところで、「包丁」という呼び名は、中国の伝説的料理人「庖丁(ほう てい)」さんの名前から来ているとのお話でした。(板書参照)
【和包丁が出来るまでの主な工程】
刃金付け(鋼に接合材を付けて地金の上におく)
⇒ 先付け(熱した刃金付けされた包丁材を打ち延ばし
包丁の形に整える)⇒ 焼きなまし ⇒ 型断ち
⇒ 焼き入れ ⇒ 焼き戻し ⇒ 研ぎあげ
⇒ 銘切り ⇒ 柄つけ (堺刃物商工業協同組合連合会のリーフレット「堺の刃物」より)
〇 鍛冶工程の見学
榎並刃物製作所にて鍛冶工程である「刃金付け」、
「先付け」を作業を見学しました。
伝統工芸士である榎並正さんの凄技をまじかで拝見さ
せていただきました。
炉内の温度を800℃、1,200℃、1,500度と変化させ、
炉内の状態を我々に目視させていただきました。
炉の燃料は細かいコークスでした。
〇 研ぎの見学
堺伝統産業会館研ぎ実演場にて、伝統工芸士の
田原俊一さん(田原製作所)の研ぎを拝見しました。
研ぎたての包丁の切れ味を「新聞紙」にて試されましたが、大変鋭いものでした。
ところで、家庭で包丁を研ぐ場合、#1000の砥石を
準備すればよいとのことでした。
また、堺伝統産業会館では、研ぎの講習会も開催しているとのことでした。
〇 博物館(堺刀司 庖丁資料館)見学
この博物館は、平成28年5月、の(株)和泉利器製作所(創業文化2年、1805年)の代表取締役社長信田圭造さんが設立されたものであります。
こちらでは、堺打刃物が出来るまで、堺庖丁の種類、めずらしい庖丁、火縄銃や堺に関する刀、田葉粉(たばこ)庖丁・石包丁等、所狭しと展示されております。
今回は、設立者の信田圭造さんから各展示品について、熱意溢れるご説明伺いました。時間が足りま
せんでした。
◎ クラスカフェ「プラザSAKAI」
午後から堺伝統産業会館2階会議室にて、クラス委員長の司会のもとクラスカフェ「プラザSAKAI」を開催しました。
議題は、① 夏休み活動(班別、有志行事)報告/② 各役割担当(HP、遠足)報告、連絡/③ アンケート集計報告/④ 2学期~3学期カリキュラム変更のお知らせ/⑤ カレッジ合同スポーツ大会、コーダイフェスタ2018概要/⑥ カレッジ次年度(堺東校、堺北野田校)について 等でした。
主要事項は次の通りです。
・遠足関係
平成30年10月23日(火)開催の遠足は、「ハーベスト丘」(堺市南区鉢ヶ峯寺)に決定、参加費(入
園料)600円/人を別途徴収します。
・9月4日台風による休講関連
台風21号の影響により休講となった「高齢者介護の現状と予防」については、振替講座を計画しま
す。(ただし、日程は未定、候補日として10/9(火)、10/30(火))
・修了旅行
「日帰り」案、「一泊二日(宿泊を入れる)」案について、平成30年9月25日(火)の講座にて集約
することとします。
・次年度の大阪府民カレッジ開講予定
次年度の大阪府民カレッジの申込は、平成30年10月1日から開始されます。
入学式は、平成31年4月15日(月)@大阪市立中央公会堂(大阪市北区中之島)です。
堺校は、「堺東校」と校名を変更します。講座説明会が11月10日(土)10時から東洋ビルにて開催さ
れます。
また、新たに「堺北野田校」が開講します。講座説明会は、10月21日(日)10時から東文化会館(南
海高野線北野田駅前)で開かれます。